2021年1月26日(火) 第1回弘前大学リレーシンポジウムを実施しました(見逃し視聴可能)
更新日: 2021.02.02
【見逃し視聴可】弘前大学リレーシンポジウム 第1回「地震の科学・社会基盤施設の被害と対応」
弘前大学は令和3年1月26日(火)に、弘前大学リレーシンポジウム「この10年何が起きたか、弘前大学は何をしてきたのか 東日本大震災から10年」の第1回「地震の科学・社会基盤施設の被害と対応」を土手町コミュニティパーク(青森県弘前市土手町)で開催しました。シンポジウムは公開会場(定員20名)とライブ動画配信(アップルストリーム)によるハイブリット形式で実施しました。動画は無料で事後視聴が可能です。当日は公開会場10名,ライブ動画配信の視聴128名,計138名が聴講しました。
今年は、東日本大震災の発生から10年の節目にあたります。本リレーシンポジウムは、弘前大学が地震発生直後から取り組んできた、救急医療や健康被害調査、ボランティア活動、文化財の修復、再生可能エネルギーの導入、防災教育などの取り組みを、さまざまな角度から7回にわたり紹介するものです。第1回は、東日本大震災を起こした東北地方太平洋沖地震についての科学的知見や社会基盤施設の被害と対応策について学びました。
講演では、前田拓人准教授(理工学研究科)が、東北地方太平洋沖地震の後、高精度の海底圧力計による観測網の整備が進み、高性能計算プログラムを組み合わせることで即時予測ができるようになったことなどを紹介しました。上原子晶久准教授(理工学研究科)は橋梁の被災状況と耐震補強の効果を写真を用いて紹介しました。森洋教授(農学生命科学部)は地震によって農業用ため池が決壊した事例などを紹介しました。青森県のため池は、堤が砂質土であることが多く、地震による液状化が被害を起こす傾向があると指摘しました。
シンポジウムを視聴した参加者からは、「専門的な話もあったが、大変わかりやすかった」「今まで聞いたことのない話もあり、とても有意義だった」「最先端の研究が、日々の生活の安全を守っていることが実感できる講演だった」等の意見が寄せられました。
本シンポジウムは、地域共創科学研究科特設ページより視聴することができます。また第2回「医療対応」(令和3年2月18日木曜日)の会場申し込みもできます。
詳細・お申込みはこちら
地域共創科学研究科特設ページはこちらからご確認いただけます。
メディア掲載情報
令和3年1月27日東奥日報および陸奥新報に記事が掲載されました(画像をクリックすると拡大して詳細を確認できます)