研究科シンポジウム
令和5年度 シンポジウム
地域食産業の高度化を進めるための地域共創や連携のこれから
弘前大学院地域共創科学研究科では、『地域食産業の高度化を進めるための地域共創や連携のこれから』をテ―マとしたシンポジウムを企画しました。
食品工学、農芸化学、付加価値創造科学を専門とする3名の教員と、大学と共同研究で製品開発を行った民間企業研究者が講演・議論します。ご興味のある方はどなたでも参加できます。
日時・会場 [参加無料]
日時 | 令和5年12月8日(金)13:30~16:00(受付:12:45~) |
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会場 |
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内容
開会 | 片岡 俊一(地域共創科学研究科長) |
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講演1 | 食産業分野における共同研究と地域共創の実情 君塚 道史(地域共創科学研究科産業創成科学専攻) |
講演2 | 細胞レベルの検討から見出す、食品成分の新たな生理機能と地域連携の可能性 西塚 誠(地域共創科学研究科産業創成科学専攻) |
講演3 | 紅の夢を利用した加工食品の開発事例と今後の展望 小澤 祐介(株式会社合食 技術本部商品開発) |
講演4 | 地域産業振興のための価値創造と価値獲得について 内山 大史(地域共創科学研究科産業創成科学専攻) |
– | 総合討論 進行:岩井 邦久(地域共創科学研究科産業創成科学専攻長) |
閉会 | - |
お申込み
お問合せ先
国立大学法人弘前大学 地域共創科学研究科
〒036-8560 弘前市文京町1番地
TEL:0172-39-3116 / 0172-39-3960
Mail:jm3116@hirosaki-u.ac.jp
令和4年度 シンポジウム
いま、あらためて、ウェルビーイングとは?
弘前大学大学院地域共創科学研究科では、『ウェルビーイング』という観点から考えることをテーマとしたシンポジウムを企画しました。
経営学、心理学、(国際)開発学を専門とする3名の教員と、大学と共同研究を行う民間企業研究者が講演・議論します。ご興味のある方はどなたでも参加できます。
日時・会場
日時 | 令和4年12月12日(月) 13:00~16:00 |
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会場 |
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内容
挨拶 | 福田 眞作(弘前大学学長) |
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開会 | 杉山 祐子(地域研究、地域リノベーション専攻長) |
解題 | 平井 太郎(社会学、弘前大学次世代重点研究「地域・文理共創による移動性と意識変容を視野においたwell-being指標の探究」代表者) |
報告1 | 経済学におけるウェルビーイング論の展開 花田 真一(経済学、上記研究分担者) |
報告2 | 心理学におけるウェルビーイング論の展開 古村健太郎(心理学、上記研究協力者) |
報告3 | 開発学におけるウェルビーイング論の展開 白石壮一郎(地域研究) |
報告4 | ウェルビーイングの社会実装に向けて 福田 幸二(日立製作所、上記研究協力者) |
– | 総合討論 |
閉会 | 片岡 俊一(地域共創科学研究科長) |
お申込み
お申し込みは終了しました。
お問合せ先
国立大学法人弘前大学 地域共創科学研究科
〒036-8560 弘前市文京町1番地
TEL:0172-39-3116 / 0172-39-3960
Mail:jm3116@hirosaki-u.ac.jp
令和3年度 シンポジウム
「地域における価値共創のための高付加価値化とブランド化」
弘前大学大学院地域共創科学研究科では、『地域から攻める』という観点から、そのために必要な新たな価値創出について考えることをテーマとしたシンポジウムを企画しました。
経営、水産、畜産、農業経済を専門とする4名の教員が、地域における付加価値創出とブランドについて講演・議論します。ご興味のある方はどなたでも参加できます。
日時 | 令和4年2月17日(木) 13:30~16:00 |
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会場 | 土手町コミュニティパーク(定員20名先着順) もしくは オンライン配信視聴(定員なし) |
プログラム | 学長挨拶 福田 眞作 |
「地域ブランドと地域商社」 佐々木 純一郎(グローカルビジネス領域) | |
「水産資源を活用した食の総合プロデュース」 福田 覚(食産業イノベーション領域) | |
「りんご粕等を利用した地域ブランド畜産物の創出」 房 家琛(食産業イノベーション領域) | |
「農産物輸出と地域ブランド」 石塚 哉史(グローカルビジネス領域) | |
総合討論 司会:森 樹男 登壇者:佐々木 純一郎、福田 覚、房 家琛、石塚 哉史 |
講演者からのメッセージ
佐々木 純一郎 (研究テーマ:地域ブランドと地域商社)
地域ブランドと聞いて皆さんは何をイメージしますか?青森県内では「大間まぐろ」、「たっこにんにく」、「嶽きみ」を思い描く方も多いでしょう。でも青森県外の方からは「青森りんご」のイメージが強いと言われることがあります。このように地域ブランドは、地域の内外で感じ方が異なる場合もあります。これまで私が取材してきた事例を中心に、魅力ある地域ブランドをどのように作り、地域の内外に伝えるかをお話ししたいと考えています。
福田 覚 (研究テーマ:水産植物の遺伝育種・増養殖、産学官連携による地域振興)
私の所属する地域戦略研究所では、「北日本食の成長戦略」を柱に教育研究活動しています。研究対象が何であっても、例えば持続可能な水産業というゴールを意識すれば、そこから逆算していま何をしなければならないかが見えてきます。ゴールを見据え一歩進んだらまたそれをフィードバックして現場のやり方を改善していく手法を「バックキャスティング」といいます。地域戦略研究所ではいろんな専門分野を横断しつつ、この手法を使って様々な研究開発や産業化のコーディネートをしています。研究から産業化までの道のりは平坦ではなく、山あり谷ありです。しかし、険しい道のりの攻略ポイントを見極め、一点突破したときの醍醐味はクセになるかも、です。
房 家琛 (研究テーマ:エコフィードに基づいた家畜生産)
穀物価格の高騰や食料危機への関心が世界的に高まる中で、飼料穀物のほとんどを輸入に依存している日本では食品残渣(エコフィード)の飼料利用が求められています。食品残渣は水分が多く劣化しやすい、そして栄養成分の偏りが畜産物の品質を低下させる懸念があるなどの問題点から利用が制限されています。これらの問題点を克服し、輸入穀物の代替となるエコフィードの調製・給与技術の開発に取り組んでいます。
石塚 哉史 (研究テーマ:日本産農林水産物・食品輸出の拡大可能性、等)
世界で起きている食と農に関わる出来事は、輸入や輸出という貿易と密接に関わっています。この貿易というものは厄介で、利益や損失という市場メカニズムのみを優先すると、生態系や資源・環境が破壊され、飢餓という問題を産出します。グローバル化が進む中で、上述の問題点を産出するメカニズムやその解決策について、国内や東アジアの事象に基づいて考えているところです。
お問合せ先
弘前大学 人文・地域研究科事務部