教育課程
地域共創科学研究科の理念
地域共創科学研究科における“共創”
それぞれに研究分野を持つ学生が、互いの専門性を尊重し合い、新たな価値を創出することとし、2つの理念を掲げています。
専攻について
地域リノベーション専攻社会学×工学
社会学と工学を中心に、地域づくり・防災・自然エネルギーの活用などの専門性を高めつつ、地域の専門家とともに「地域を守る」方法を構想します。
カリキュラムの特徴
本研究科では、社会科学・工学・農学の科目を幅広く学びながら専門性と俯瞰性を高め、地域共創を先導する人材に必要な資質や能力を身に付けるため、「スキル科目」、「地域共創科目」、「専攻科目」、「特別研究」の4つの科目区分を設定しています。
科目区分 | 単位数 | 要件 |
---|---|---|
スキル科目 | 2単位 | 必修2科目2単位 |
地域共創科目 | 4単位 | 必修2科目4単位 |
専攻科目 | 16単位 | 必修2科目(専攻共通科目)4単位、選択必修12単位 |
特別研究 | 8単位 | 選択必修2科目8単位 |
計 | 30単位 |
3つのポリシー
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
1. 教育理念・目標
本研究科では、社会科学・工学・農学等の学士課程における修学をさらに高度化し、専門性と研究領域の垣根を超えた俯瞰性を兼ね備えた高い能力を有する“地域社会の未来を切り拓くフロントランナー”を育成する。
2. 求める学生像
学士課程等で修得してきた分野の基礎的な知識のほか、地域の特性や課題を理解しながら、異分野にも興味関心を持ち、課題解決等に向け実践的に取り組む意欲と行動力のある者。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
1. 教育課程編成・実施等
① 域学共創に必要な基礎スキルの修得
スキル科目では、共創の基盤となる、エビデンスに基づいた地域社会の把握や、知的財産を活用した価値創出を学修する。
② 専門性と俯瞰性を修得
専攻科目では、共創の基盤となる専門性と俯瞰性を身に付けるため、異分野にまたがる専攻科目を設定。
③ 域学共創・文理共創に資する能力の修得
地域共創科目では、異分野の専門家からなるチームが協働することの重要性を理解し、協働による地域社会の機能維持や産業発展に資する計画を立案し、実行することで新たな価値を創造(共創)する力を身に付ける。
2. 教育・学修方法
(1)異なる分野の研究者や地域の専門家と共創することの重要性を理解できるよう,それぞれ有機的に構成するオムニバス形式の講義と集団討論を行います。また,専門が異なるメンバーが協働し1つの事業計画を作成できるよう,グループワーク(演習)を行います。
(2)修士課程としての高度な専門知識と俯瞰性を修得させるとともに,異分野の専門家や地域の専門家と協働し新たな価値を創造する(共創)ことで地域社会の課題を解決できる能力を修得させるため,複数の研究領域の教員による研究指導を行います。
3. 学習成果の評価
客観性及び厳格性を確保するため,学生に対して成績評価基準をあらかじめ明示し,各授業科目の単位認定は試験又は研究報告書等により授業担当教員が行い,成績評価基準に基づき厳格な評価を行う。学位論文の審査は,審査会による学位論文審査並びに最終試験によって適切に行う。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
- 地域社会の未来について、専門的・俯瞰的知識を用いて、より良い在り方を構想できる力の修得
- 地域の課題解決のために、さまざまな分野の構成員からなるチームを自ら組織し、フロントランナーとして先頭に立って運営できる力の修得
- 地域社会の機能を持続的に維持したり,地域社会の礎となる産業を発展させたりする計画を立案し、粘り強く実施することで新たな価値を創造(共創)できる力の修得